今の私はテレビを殆ど見ることのない生活をしています。
出張中のビジネスホテルでも、本当に一度もテレビをつけることはありません。
変わりに、音楽を流したりyoutubeで知りたい情報を得たりしながら作業しています。
作業とは、仕事の書類や見積もりをつくったり、そしてブログですね(^.^)
テレビについては、我慢して見ていないわけではありません。
自然に、テレビへの欲求が無くなっていったと言った方が正解でしょう。
そこは、私の断酒とは異なるところですね。
ただ、テレビを見ないことでそのメリットも感じることがある最近です。
そしてこのメリット、断酒によるメリットと重なる部分が多くあるのです。
断酒後にテレビを観なくなって
断酒後間もなく、テレビを見る時間が激減してきたことを数ヶ月前に記事にしています。
断酒してからテレビを見なくなったというよりも、ブログを始めてからテレビを見る時間が無くなったという方が正確かもしれません。
自分のことなのですが、テレビを見なくなったこれといった正確な理由をよく思い出せないのです(^-^;
ただ、今はテレビを見ない生活もいいものだなぁと思っています。
心地よいのです。
そのメリットを考えてみると、ノンアル生活のメリットと似ているところが多いことを発見しました。
完全にテレビを排除しているわけではない
完全にテレビを見ない生活ではありません。
今であれば、朝の時間にZIPというニュース番組をつけています。
出勤前の朝の身支度で、時間配分の役割もあったりしていますね。
あとは、日曜日であれば大河ドラマを見たり、また妻がテレビをつけていることもあるので意識せずに声が耳に入ってきたりはすることもあります。
ですが、以前のようにテレビを集中して見ることはもうありません。
また、ついついテレビを見てしまい数時間も経過してしまっていた。
なんてこともありません。
お酒と違って完全に捨てているわけではないのですが、それでも効果は得られているみたいです(^.^)
テレビによって阻害されていた思考の時間
テレビを見なくなって気付いたのですが、テレビも相当私たちの時間を奪っています。
私も自分で楽しんで見ているつもりだったのですが、実は自分の時間を消費してしまっていたのです。
テレビをつけてそして笑って過ごすことが習慣化していました。
生活の一部のように自宅へ戻るとテレビがついてあり、そうでない場合は考えることなくリモコンに手が伸びてONにしていたのです。
そうして受け身の情報が入って来るのですが、テレビを消した後に強く印象に残る物はあるのかというとそうでもありません。
今こうして、テレビを殆ど見ない生活を続けているとそれがよくわかります。
あの頃は、深く物事を考えることがありませんでした。
時間の質が今とは全く違っています。
デメリットは些細な事ばかり
確かに、テレビを見ないデメリットもあります。
客先での会話についていけない時が、時々あったりすることです。
ただそのような話題もすぐに飽きられる内容のものですし、『普遍的』と呼ぶには遠く及ばない情報ばかりです。
知らないことは、知らないと言えば問題の無いことばかりです。
ネットから自分の知りたい情報を得られる今、テレビを見ない不自由さは殆ど感じることはありません。
むしろ不思議ですが、テレビを見なくなって情報の取捨選択が出来るようになっている気がするのです。
「今まで、自分はあまりにも多すぎる情報の中で生活していたんだ。」
「その結果、多すぎる情報をふるいにかけることが出来ていなかった。」
「日々入って来る膨大な情報のなかで、自分に必要な情報を掴むことが出来ていなかった。」
そのように感じます。
趣向に変化が起こっている
以前は笑えたテレビ番組も、今の自分が見るとそれ程楽しさを感じることが出来ない自分がいます。
テレビに出ている芸人さんたちは、自分のお仕事を一生懸命されていることは感じます。
ですが、以前とは違ってどこか冷めた目でテレビに出ている芸人さんたちを見ている自分がいるのです。
そしてすぐにリモコンに手が伸び、OFFにしてしまいます。
どうしても、自分が欲している情報であることを感じないからです。
不要な情報を数ヶ月の間排除し続けてきたからこそ、自分の中で求めている情報とそうでない物を見分ける能力が目覚めてくれているのかなと思うのです。
そうして本当に自分が必要な情報だけを求め、そして発信したいと思える情報をこうしてアウトプットできているのです。
人は耳から入って来る情報に影響を受けやすい
かなり意志の強い方であっても、何度も何度も耳元で囁かれる言葉には影響されるものです。
「あんたは、ダメだ。ダメな子だ。」
と親に言われ続けて育った子ども。
「あんたには、無限の可能性があるよ。きっと出来る子だよ。」
こう親に言われ続けて育った子。
絶えず耳から入ってくる情報に、人は必ず影響を受けるのです。
耳だけではなく、本やテレビで目から入って来る情報にも影響されます。
清潔でキレイな環境で育った人と、ゴミ屋敷のような環境で育った人。
この両者に差が生まれないはずはありません。
どのような情報を選択し、自分の中に吸収していくのかが非常に大切な事であることを教えてくれます。
テレビから離れたことによって、情報選択の大切さが痛いほどに理解できるのです。
テレビからの情報が当たり前と思えなくなる
だから偉そうなことを言うつもりは全くないのですが、悲観的な事ばかりを語る方には1メートルも近付きたくないと思うようになっています。
逆にエネルギー溢れる方には、出来るだけ近づけるようになりたいと思っています。
そして、自分もまたエネルギーを与えられる人になりたいと考えています。
断酒後にそのようなマインドを持ちつつある今、テレビを久し振りに見ようとしても自分が得たいものに出会えないというのが正直なところです。
もちろん、テレビにも力を入れてつくった番組もあるとは思います。
見て良かったと思えるような番組やドラマです。
ですが、毎日そのような自分に合った番組に出会えることはありません。
一方映画なんかは、見て良かったと思えるものに出会える確立は高いとは思います。
本もそうですね。
それらの違いは、自分で選べるということです。
映画も本も、自分の趣向に合ったものを選べますから。
テレビはどちらかというと、チャンネルを変えることくらいしか見る側に出来ることはありませんよね。
今日は断酒のことではなく、テレビのことを長く書いてしまいましたね(*_*;
『断テレビで人生好転』とまで言うつもりはありませんよ(^.^)
でもこうしてテレビについて書いてきて、『テレビを見ない』部分を『お酒を飲まない』と変えても結構一致する部分があるんだなぁと新しい発見でした。
何か一つのきっかけが、全ての歯車を回し始めることがあるのかもしれません。
□テレビを見ないメリットと、断酒のメリットが似ている
□断酒生活に入り、自然とテレビから遠ざかっている
□テレビが受け身の情報ばかりで、思考する時間がなかった
□膨大な情報から離れることで、情報を選別する目が養える
□断酒してマインドが変わり、趣向が変わる