処分に困っていたウイスキー
ここ一月ほどでしょうか。
4年ほど前に購入していたウイスキーのことを突然思い出し、
「もう必要ないから、処分の方法考えないとな~。」
と、気になって過ごしてきていました。
棚の奥にずっと隠れていたので、長らく気付かなかったのですが(^-^;
まだ娘が小学生の時に、家族でハワイ旅行に行ったときに購入したものです。
こういうと、裕福な家庭をご想像されるかもしれませんが決してそんなことはありません。
家族のハワイ旅行は当時の私の長年の夢でした。
今も第二弾のハワイ旅行を夢見ています(^^♪
娘が赤ちゃんの頃から、
「この子が小学生になって、記憶にも残せる年になったらハワイに連れて行きたい。」
と私がずっと思っていたのです。
プロフィールにも少しだけ触れていますが、若い頃は異国の地を踏むことで多くの刺激と学びを得てきた私です。
まずはハワイに娘を連れて行き、海外の空気を吸わせてみたいと思っていたからです。
きっと新鮮な気持ちを体験できるはずだと思っていたのです。
そして、もちろん現地で飲むビールもとても楽しみにしていました(^-^;
現地というより、出国審査を終えた後の出発地の空港でのビールを当時の私は既に想定していました。
そうしてコツコツと夢の実現を念じながら貯蓄も出来た頃、4月の連休にハワイ旅行を実現出来たのです。
シーズン中だったのでとても高額でしたけど・・・(*_*;
帰国時の免税店で
もう滅多に来れることもないだろうから。
今の生活パターンが続く限りは、もう頻繁に実現することは出来ない。
そんな家族旅行で何か記念にと思い購入していたものが、そのウイスキーだったのです。
「昇給とか昇進など、何か嬉しいことがあった時に開けることにしよう。」
当時はそんな思いで購入したウイスキー。
ずっと棚の奥に眠らせてしまい、もう4年以上が経過していたのです(*_*;
何かステップアップ出来た時に開けようと思っていたこのウイスキー。
今振り返ると、日々のビール生活の中でいつも間にか私の頭からも遠ざかってしまっていたウイスキーでした。
そんなビール漬けの日々では、自分自身の進歩も遅々たるものです。
大した変化も得られず過ごしてきたその4年間。
嬉しい節目がやってきた時に、静かに瓶を開けて氷を入れたロックで楽しもう。
そんなシーンを密かに描き、空港で購入したこのウイスキー。
このウイスキーが空になっている時、自分はどのように変化しているのかな?
少しは余裕も出来て、それなりに頼りがいのある人物になれているのかな?
「このウイスキーが空になる時、自分の変化が得られている時なのだ。」
そんな根拠のない結びつきを自分の中で長らく形成していたものでした。
そんなウイスキーとのお別れが、当時の私の思惑とは全く違った形で訪れることになったのです。
和歌山のお客様からの頂き物
さて話は変わり、先日の金曜日に大阪・和歌山への出張から福岡に戻って参りました(^.^)/。
和歌山もまた、いい場所です。
白浜は特に海も綺麗で、夏場になると近づけなくなるほど多くの訪問者が訪れる場所です。
そんな地域にも、私が訪問させて頂いているお客様がおられます。
そのお客さん、大のゴルフ好き。
何度かご一緒にプレーさせて頂いているのですが、実は来月もご一緒させて頂く予定となっています(^_^)
和歌山県の、紀伊高原ゴルフクラブでプレーです。
最近は、ゴルフからは少し遠ざかっている私ですが逆にそちらの方が何だか調子がいいみたいで(*_*;
闇雲に練習しても決して上達出来ないということをゴルフは教えてくれます。
そんなお客様から、私がずっと欲しかったパターを頂けることになったのです。
「新幹線で帰るの邪魔にならないなら、持って帰ってよ。」
とサラリと渡されました。
ゴルフ好きの方であれば、ご存知かもしれませんね。
スパイダーというテイラーメイドのパターです。
未練なくできたウイスキーとの「さようなら」
欲しい欲しいと思いながらも、新品を購入するほどの財力は持ち合わせておりません(^-^;
暇があればゴルフショップに立ち寄り、中古の掘り出し物を物色していたのです。
たとえ中古であっても、サラリーマンの身では結構な出費となるもの。
時間の経過と共に、私の中でも熱が冷めていき欲しいという気持ちも薄くなっていた頃でした。
そんな時に、手元に来ることになったこのスパイダー(^.^)
「何かお礼しなきゃ。」
と、考えたのが今回のウイスキーだったのです。
最初は福岡なので、明太子のような地元の食べ物を買おうかなとも思っていました。
ですがその時に私の頭に受かんできたものが、このウイスキーでした。
得ることと手離すことは同時に起こる
お酒を飲まなくなった私にとって、このウイスキーも飾り位にしか使い道は思いつきませんでした。
当時の自分が思いを込めて購入したものだったので、手元に残して棚の飾りにしておこうかなといったことも考えたのですが・・・
結局は、喜んで頂ける方にお渡しすることにしました(^.^)
自分が思い出し、そしてお礼を考えていたこのタイミングがベストだ。
このウイスキーを手離すベストのタイミングが今与えられている。
そのように感じたからです。
このウイスキーと一緒に、私の過去とも決別しよう。
新しい未来への変化の胎動を期待しつつ・・・
こうして一つ一つ学びを得ながら、確かめていく。
そして一つ一つ、背中に背負った荷物を捨てていく。
「もういいや、いらない。」
と感じた時に、必要なものが手元に来ることがある。
「なんか名残惜しいな。自分の物にしておきたいな。」
と迷っている物を手離したときに感じる、身軽さと次への期待。
逆説のような法則がこの世の中には働いているのかな。
そんなことを学べる一日でした。
お酒を止めると楽しみが減ってしまうと、もし考えられているのであれば・・・
事実はその逆です。
お酒を止めると、それ以上のものが得られることになる。
これからも、この事実を証明するためにブログ書き続けますよぉ(^.^)/~~~
□もういらないと思っていた時に手に入ったパター
□もう少し大事にしたいと思っていた物を手離した時
□欲求を満たしながら、欲求を捨てていく
□ウイスキーを捨て、新たな欲求を満たしていく未来
□そんな新たな欲求も、手離そうとした時に得られるのかも