勤めている会社から、とうとうテレワークの指示が入りました。
事務所にはローテーションを組んでの出勤となり、それ以外は自宅での作業となったところです。新型コロナ感染者が増えている現状では、仕方のないことですね。
ゴールデンウィークも外出自粛が決定なので、向こう1ヶ月は地元から離れることは無くなりました。
「その間にしっかりと自己投資をして、レベルアップするぞ!」
といった意気込みは持っています。
でも、すぐに燃え尽きることの無いように静かに燃えていきたいですね。
「早くこんな厳しい状況が終息して欲しい。」
そのように思っていますが、皆さんが同じく厳しい環境の中で過ごされています。
自分だけが厳しい状況ではないということです。
今こうして自宅で作業しながら、窓から見えるご近所の家の方も同じ環境にいる。
この町内全てのご家庭も、同じウイルスに警戒しながら今生活されている。
町内だけでなく、県内も日本全国の方々も同じ状況に直面していることを再認識しています。
厳しい環境からでも必ず出てくる頭角を現す人物
同じ環境にいながらでも、必ず頭角を現してくる人は絶対に存在するものです。
皆が皆、環境に同じ影響を受けそして同じ反応をするわけではないからです。
おそらく、今回のこんな厳しい状況においても大きく自分を成長させていく方もきっといるはずです。
そんな方々は、数ヶ月後・来年・数年後にはきっと今の自分から次元を超えた地点に到達されているのでしょう。
私も出来ればその中の一人となりたいです。
マイナス転じてプラスとなることはたくさんあります。
国難とも言えるこのような状況であるからこそ、そこからプラスと転じる種を発見できた時には、大きく変化出来ているはずなのです。
マイナスをプラスに転ずる。
プラスをプラスとして活用していく。
要は、環境に左右されないマインドを持っている人のことです。
ではどのようなマインドであれば、環境に左右されることなく結果を出せるのでしょうか。
『積み上げ思考』と『逆算思考』
「努力していけば、きっと報われる日がくるよ。」
「一生懸命頑張って、自分磨きをすれば必然的に結果は来るよ。」
いい言葉ですね。
私も子どもに少しでも勉強してくれればと思いながら、同じようなことを言ったりします。
私自身、親や学校の先生からこのようなことを言われて育ってきました。
きっとあなたもそうなのではないでしょうか。
全く間違っていないと思いますし、正しいことだと思います。
私はこういう考え方を、『積み上げ思考』と理解しています。
特徴は先のことをあまり考えずに、とにかく今をコツコツと積み重ねるように努力を重ねていくことです。
コツコツと一歩一歩進んでいけば、必ず頂上にたどり着ける。
そういった思考ですね。
ゴールを先に設定する『逆算思考』
一方コツコツと今の歩みを進める前に、先にゴールを設定してしまおう。
こういった考え方もあることを、私は随分あとになって知りました。
これから行おうとする努力の「出口」を決めておいて、そこから逆算して行動するのです。
これを『逆算思考』として理解しています。
特徴は、
「今この行動は、最終的にどんな結果へと誘導したいのか。」
を明確に出来ているという点です。
例えば、今こうして私が記事を書いているこの作業。
最終的にはこの記事を読み終えた後の読者さんが、
「お酒やめると、本当に人生変わるかも。」
「なんか、いい記事だったなぁ。読んで損しなかった。」
そんなことを思って頂けるような記事にしたいという目的があります。
今日の記事は、このような「出口」を設定しているのです。
この「出口」に向かって、記事を逆算して今の作業を行っているのです。
山の頂上は一つ
『逆算思考』の特徴は、ゴールが明確であることです。
「あれも、これも。」ではなく、一つのゴールが明確になっていてそれを目指して行動していくところにあります。
これに対して、『積み上げ思考』ではゴールが明確ではありません。
「とにかく努力、とにかく今できることをする。きっといいゴールが待っているはずだ。」
こういった考えですね。
どんな頂上に着くのかはっきりとわからないけど、何か良いゴールには到達するはずだということです。
私はリーダーや、指導的な立場にある方には『逆算思考』が大切だと思っています。
ゴールを明確にしてあげないと、人は動くことは難しいからです。
山に歩を進めている人に対して、
「その頂上は、あなたに登って欲しい頂上ではない。」
と途中で言われると、ついていく方は困ってしまうはずです。
部下の立場から言うと、
「上司が求めているゴールは、どんなものなのか?」
それを明確に掴むことも必要だということですね。それが自分自身の利益にもつながるからです。
『断酒山』という名の頂上
このように書いていくと、『逆算思考』の方が優れていて『積み上げ思考』は必要無いといった印象を与えてしまうかもしれません。
私は、両方大切だと思っています。
ノコギリやカンナのように、道具が異なるというだけです。
『頂上』という一つのゴールを明確にすることは外すことの出来ないものですが、その途中においては両方の思考を使い分けて日々の研鑽を重ねていきたいのです。
私自身、明確なゴールを定めて始めた断酒ではありません。
ですが、断酒という行動を起こすことによって一つの『頂上』が明確になりつつあるのです。
ゴールが明確になってくれれば、日々の努力が努力でなくなります。
つまり、努力が楽しくなるのです。
『逆算思考』も『積み上げ思考』も結局は深い部分で繋がっているものだとうっすらと気付いています。
今の環境は厳しいものです。
仕事でいくら努力しても、前に進めないような感覚の方も多いかもしれません。
荒波の海では、いくら全力で泳いでも前に進めないものです。
ですが『ゴール』が明確である方にとって、そんな環境であっても焦らず『浮いて待つ』ことが出来るのです。
こんな環境の中にあっても断酒を貫いているあなたは、以前とは違う思考と武器で今を乗り越えていけるでしょう。
以前のあなたとは全く違う心境で、『ゴール』が見えてくるはずです。
□『積み上げ思考』も『逆算思考』も両方大切
□どちらかと言うと『逆算思考』を意識している
□私は断酒後に『ゴール』が見えてきている
□あなたの可能性を大きく開く『断酒』
□『断酒』のおかけで、今日も一歩前進