断酒を始めてもうすぐ初めての連休がやって来ます。
お正月をノンアルで無事過ごし、次のハードルが来るとすれば来週訪れるゴールデンウィークかなとその時は思っていました。
今年の年初めに、ブログを書きながらそんなことをうっすらと考えていたのですが・・・
皆さまと同じく、今は特殊な時期を過ごしています。
自宅にいる時間が長くて、ゴールデンウィークに入ってもいつものお休みの感覚で過ごせることはないと思います。外出も控えて、自宅にいることが極端に増えるでしょうから。
その為、幸か不幸か強い飲酒欲求に襲われることはなさそうです。
代わりに、ユル~イ飲酒への欲求がいつもより多くやって来ている感じです(^-^;
それも、時間にすると1~2分程度のもの。
その時間を過ぎるとすぐに正常に戻りますので、影響は無いといってもいいですね。
大変な状況ではありますが、そんな中でもキラリと光るものを見つけたいと思っています。
全てが暗黒に包まれている環境なんてありえないからです。
「絶対に、プラスの面を見つけ出しそして活用してやろう。」
そんな思いを抱いています。
愛犬といる時間の変化
愛犬といる時間がこの2週間で急に増えてきました(*^^*)
いつもなら、金曜日の夜から日曜日までの週末だけだった愛犬との時間が今はずっとです。
もう10年以上一緒に暮らしていると、目や体の動きから彼が感じている感情も大体わかってきます。
とても嬉しそうなのです。
朝も一緒。お昼も一緒。夕方も一緒にお散歩。寝る時も一緒。
「通常の生活リズムに戻った時には、また寂しい思いをさせてしまうかな。」
そんな心配も少しはありますが、とてもありがたい時間です(^.^)
10年以上一緒に暮らしているけど、ノンアル生活を始めた私との時間はまだ1年も経っていません。ですが、一緒に過ごしている時間の密度は格段に違います。
犬は自分が思っていたより、はるかに敏感で豊かな感情を持っている。
人のように笑ったり、悲しんだりする表情は出来ないけれど、人と同じような感情を確かに抱いている。
それを確信しています。
妻よりも、娘よりも早く察知する我が愛犬
PCを膝に置き、ソファーで私が記事を書いている最中はたいてい隣でスヤスヤと仮眠をとっています。
かすかなイビキの音をたてながら、
「キュン、ク~ン。」
と寝言を言うのです。きっと夢をみているのでしょう(^.^)
時々、4本の足をグッと伸ばしてストレッチし始め、そしてすぐにまた眠りに入ります。
彼の感じている大きな安心感が伝わってきます。
「この家に来て良かった…」
そんなことを思ってくれている彼の気持ちが伝わってくるようです。
逆に私がストレスを感じていたり、イライラしてしまっていると彼も敏感に受け取ります。
妻や娘には隠すことの出来るこの感情も、この子には隠すことは出来ません。
不安定な表情で、ウロウロと私の周りを動き回ったり少し距離を取ったりして遠くから見つめてきたりするのです(^-^;
コロナで脅かされそうな今の安定した生活。
そんな状況を前に、私も何か不安を抱いていたのかもしれません。
そんな私の気持ちを私自身よりも早く、この子が察知しているかのようです。
「大丈夫だよ、心配しなくても。お酒をやめた僕に怖いものはない。安心していいよ。」
愛犬に対してなのか、自分自身に対してなのかわからないセリフを呟いてしまいます。
一心同体の二人なのです。
自分の感情を冷静に観察できている
多少なりとも感じる未来への不安。
さすがに今日・明日で会社が傾くことは、冷静にみて考えにくいことではあります。
でも世の中何が起こるかわからない。
そんな小さな不安をこの愛犬は察知していました。
そして私自身、そんな感情を感知することが出来て受け止めることが出来ました。
去年の私のように、もしお酒を飲んでいるままの自分であったなら…
自分の中に生まれたこんな小さな感情なんて、発見することはなかったでしょう。
正確には、発見したとしてもそれに目を向けることを避けていたはずです。
その為に、お酒を口に入れていたと思います。
常に素面の頭でいる今、私は自分の中で生じる色々な感情をつかみ取ります。
それらの感情には、とても恥ずかしくて人には言えないような気持ちも含まれています。
「えっ?50歳へ向けて突進している人間が、そんな感情を持つの??」
って思われるくらいの恥ずかしい気持ちです(^-^;
今はしっかりと目を背けることなく、そんな自分とも出来る限り対面していきたいと思っています。
逃げずに対面するから、対処もできる
未来へのかすかな不安を感じていることを発見できている今。
そして、お酒を飲んで脳を麻痺させることのない今。
愛犬が教えてくれた自分の不安という感情に、対処することも出来るのです。
そこから逃げることは、もうありません。
しっかりと受け止めて、そして選ぶべき道を考えることから始めます。
選んだ道に沿って行動を始めることの大切さも既に知っていることです。
好転への歯車が着実に回っていることを感じます。
お酒をやめたことによって得ている、人生好転のための考え方や習慣がその歯車の動力源となっています。
お酒との両立は絶対に無理な今のライフスタイル
たとえ私が節酒や機会飲酒者としての選択が可能であったとしても、今の私のライフスタイルとの両立は絶対に無理であることがわかります。
お酒を飲んだ後では、色々な作業も出来ません。
飲んだ後の時間は全てをお酒に捧げるものとして考えなければいけません。
スパッと未練なくとまではいかなかったですが、やはり断酒の選択を取って大正解でした(^.^)
一生に一度くらいは多くのものを犠牲にしてでも、何かに没頭して成し遂げたいと思う時期はあるのではないでしょうか。
程度の差はあっても、何かを達成するために没頭する時期は人生のどこかであるものです。
多分、今の私にとって今がその時期です。
お酒もテレビも娯楽も、今の生活の中から排除しています。
かといって、我慢しながらの毎日というわけでもないところが面白いところです(^.^)
お酒をやめて時間の確保も可能になったからこそ、色々な事にチャレンジしたいと思うようになったのです。
そして、自分の人生を変えたいという思いから行動へと移すことが出来るようになっているのです。
お酒を止めると、新しいことにチャレンジしたくなるという方は多いと聞きます。
チャレンジしていくことで、自分の人生を切り拓いていくことが可能となるのでしょう。
□テレワークの影響で飲酒欲求がチラついている
□暇な時に表れてくる飲酒への欲求
□何かに没頭するときは飲酒欲求は出てこない
□自分と向き合い、素の感情を把握する
□選択すべき道を選び、行動を起こし達成する