スリップへの恐怖心
スリップ(再飲酒)してしまうとどうなるのだろう?
断酒5ヶ月が経過した今、ちょっとした好奇心が時々出てきてしまいます。
もし、今の状態でお酒を飲んだらきっと缶ビール1本で酔ってしまうだろう。
スリップは絶対にしたくはないが、ビール1本で酔えるとしたら経済的かな。
酔った時の感覚ってどんなだったかな?
そのようなことを想像してしまいます。
もちろん、スリップだけは絶対にしたくはないです。
今まで積み上げてきたこの5ヶ月が、一気に崩れていってしまう光景を見ることは出来ませんから。
コンビニに入って、お酒が陳列されている場所に行っても今の私には強い飲酒欲求が起こることはありません。
だから余計に、
「今飲んだらどんな感覚になるだろう?」
と考えてしまうのです。
そこで、ちょっとスリップした人たちの経験談を検索してみました。
達成感を感じた時は危険な時
一つのプロジェクトを達成した時などは、どうしてもお酒を飲みたくなる衝動が襲ってくるみたいですね。
これは、私にもよくわかります。
皆で、乾杯したくなりますよね。
断酒している身であっても、皆で何かをお祝いする時はやはり体が飲酒していた頃の経験を覚えていてどうしても飲みたくなるというのです。
「1日くらいなら許してくれるだろう。大丈夫だ。」
そのように自分に言い聞かせ、そしてコンビニへ・・・。
自分を納得させてしまえば、もう止める者は誰もいません。
お酒を握りしめレジに向かい、『今日一日だけのお酒』を飲み干すのです。
そして翌朝。
断酒後に感じていた体の軽さはもうなく、頭痛と顔のむくみ、そして重たい体を感じながらどのような心境で太陽をみるのでしょうか。
午前中はおそらく、頭痛と体の重さから解放されることはないでしょう。
朝の時間を有効に使い、一日の始めにスタートダッシュしていた姿はもうそこにはありません。
そうしてお昼過ぎ頃になってやっと動き出し、そしてすぐに夕方になってきます。
二日酔いから回復した体は、再びアルコールを欲するようになる。
そして『今日一日だけ』のはずだったお酒に再び手が出るようになり・・・
スリップされる方のパターンです。
こうして書いているだけでも、自分の中にスリップの恐怖を感じてしまいます。
毎朝感じている、朝の凛とした時間が消え去ってしまう恐怖を感じるのです。
当たり前のように感じつつあった、この朝の時間。
やっぱり、貴重でありがたいものでした。
そんなことを再確認させてくれます。
嬉しい時や悲しい時に飲酒欲求がやって来る
普段の状態で毎日の断酒生活を送っているなかでは、もう飲酒の欲求が起こることはほぼ無いと言えます。
これが、断酒5ヶ月後の状態です。
でも、まだまだ油断は禁物です。
「もう大丈夫だろう。ちょっと飲んでみるとどうなるだろう?」
そんな好奇心も芽生えてくるからです。
そして、嬉しい心境やストレス・悲しみなどの心境にある時は、飲酒欲求に注意すべき時であることを感じます。
心境が極端に上に行っている時や、下にさがってしまっている時は飲みたくなるのですね。出来るだけ、フラットでニュートラルな心境を保てるよう心掛ける必要がありそうです。
波の上下を出来るだけ少なくして過ごしていけるよう心掛けるのです。
淡々と淡々と、お酒から意識を遠ざけて何事も無いように過ごしていくことです。
断酒出来ている今の自分を褒めてあげ、明日もまた軽い体で起床することの出来ることを喜べばいいのですね。
今はダイヤモンドの鉱石を掘り進めている気持ち
断酒後に新たな挑戦を始め、生活の習慣も変わってきている今。
そんな自分を今は、ダイヤモンドを探して地中を掘り続けている姿と重ね合わせて考えることが多いです。
10㎝先にダイヤモンドの鉱石を見つけるかもしれないし、10m先かもしれない。
確実なのは、掘り続けるのをやめた時にダイヤモンドが手に入らないことが確定することです。
先の見えない苦しみは確かにあります。
でも、スリップして逆戻りすることだけは絶対にしたくはありません。
特に、飲酒していた末期の頃は本当に暗い心境で支配されていましたから。
どう考えても、ノンアル生活している今の方が健康的です。
ダイヤモンドを求めて掘り続ける不安もありますが、こうして過ごしている毎日が充実していることも忘れてはいけない。
そのようなことを再び自分に言い聞かせた一日となりました。
明日もまた新しい日がスタートします。
素晴らしい断酒ライフを過ごしましょうね(^^)/
□飲酒欲求が無くなり、酔った感覚も忘れかけている
□飲酒への好奇心が少し出てくる今は、注意すべき時期
□スリップすると今までの全てが崩れてしまう恐怖感がある
□先が見えずとも、目標に向けて進むべき時が今である
□お酒と付き合う選択よりも、断酒の方がシンプルで楽!