週末が雨の日はちょっとだけ残念です。
休みの日に、愛犬のお散歩を気兼ねなくさせてあげたいのにそれが叶わないからです。
今は自宅ワークに入っていますが、普段の平日は出張の多い私です。
自宅にいる週末は愛犬と一緒に寝てお散歩に行き、ストレスを発散させてあげるのが長い習慣となっています。
本日は雨でした。朝からずっと雨です。
賢い私の愛犬は、ちょっと私が着替えるともう
「外に出られるぞッ!」
とばかりにピョンピョンと跳ねだして喜びを表現してきます。
「ごめんね。今日はお散歩いけないよ。」
と私の方も残念な気持ちで過ごさないといけないのです。
ですが、今回の休日は違いました。
断酒しているおかげで、私も愛犬も喜ぶ1日となったのです。
雨の日の夕食の後で
朝からお散歩にも出れず、退屈そうにソファーでずっとぐうたらしていた愛犬。
私も部屋の掃除をしたり、本を読んだりしながら過ごしていました。
ところが、今日は愛犬をお風呂に入れる日だったことに夕食時に思い出したのです。
「だったら、食事が終わったらお散歩に連れて行くからその後お風呂入れてよ。」
と妻にお願いし、私と愛犬はめでたくお散歩に出ることが出来たのでした(*^^)v
相変わらず雨が降っていましたが、それでも愛犬は大喜びです。
私の方も、お風呂に入る前なので少しくらい雨にぬれても気になりません。
「こんなこと、お酒飲んでる頃は考えられなかったな。」
そんなことを考えながら暗くなった散歩道を傘をさして歩いていました。
お酒を飲んだ後に、雨の中散歩に出ようなんてことはまず考えられなかったことです。
飲んでしまえば、その後はゴロゴロとテレビの前で過ごしてウトウトしながら寝てしまうだけ。
ここでも、断酒後の充実した休日を叶えてくれたのです。
自分のことよりも愛犬のことを考える今
お酒を飲んでいる頃と、断酒後の大きな違いです。
休日前の金曜日になると、
「たっぷり飲める!」
と家路に急いでいた週末はもう遠い過去の話です。
今では、
「愛犬に会える!たっぷりとストレスを発散させてあげよう。」
となっています。
意識が自分に向かずに、自分以外の方向に向いているのです。
この違いは、とても大きなものです。
自分が喜びたいのか、相手に喜んで欲しいのか?
自分以外の喜びの事を考える時間が以前より多くなっている今、自分の時間がより充実していることを感じています。
挑戦していることが達成できるか判断する目安とは?
もしあなたが、今何か目標を持っていてその為にあなたの時間を費やしているのなら。
その目標が達成できるのか?
又は、達成したあとその幸せが持続するのかどうか?
こうしたことを判断する目安の一つとして、こういった話を聞いたことがあります。
『今あなたが達成したいその目標は誰の喜びの為なのか?』
そのことを考えてみると、大方の予想がつくというのです。
自分のためなのか?
自分以外の何かのためなのか?
自分が高級車に乗って、優越感を感じながら街をドライブしたいから。
自分がこの資格を取って、周りからの賞賛も昇給も実現して贅沢したいから。
自分がこの売り上げを達成すれば、自分は怒られないしプレッシャーからも解放されるから。
個人的には、一概に悪いことだとは思いませんよ。
自分の為に頑張る。
それも素晴らしいことだと思います。
ですが、ベクトルがあまりに自分に向きすぎるとその落とし穴もまた大きくなる。
たとえ目標が一時期達成したように見えても、その後で大きな落とし穴が待っていることが多いというのです。
成功できる人の思考
自分がこの高級車に乗れば、一緒に乗る家族が喜んでくれる。
自分がこの資格を取れば、困っているあのお客さんの相談に乗ってあげられる。
自分がこの売り上げを達成すれば、それはお客様からのニーズを理解出来たと言ってもいいかな。
自分以外のことへ意識が向いている心境であれば、その目標は達成できる可能性が高い。
そのようなことを聞いたことがあります。
表現こそ違っても、多くの方が同じような事を言われます。
なのでこの話は信ぴょう性が高いものだと思っています。
だから自分が達成したい目標が出来た時には、これを一つのモノサシとして判断したりしています。
どんな仕事に就かれている方であっても、この法則は一つの大きな判断材料となると私は思います。
自分の利益しか考えずに行動している人は、足元をすくわれやすい。
逆に、自分以外のものの為に頑張っている人はなぜか応援したくなるものです。
どんな仕事にでも当てはまる法則
「私の仕事は単純作業だから、あまり関係のないことかな。」
と思われる方もおられるかもしれません。
でも、主婦の方であっても、レジ打ちのパートさんの方であっても、コンビニのアルバイトの方であっても、その仕事をしている時の意識がどこに向いているのかで、結果に差は生じてくると私は信じているのです。
どんな仕事でもです。
自分以外へ意識が向くとは、その根底には思いやりとか愛とか利他とかいった気持ちがあるかどうかということです。
例えば、前の記事で私は24年前に工場で派遣社員として働いていたことがあることを書きました。
アメリカへの語学留学を夢見ていた6畳の部屋から
工場なので、毎日同じ単純作業の連続です。
そんな単純作業であっても、人によって結果に差が出てきます。
スピードや正確性、仕上がりの精度が人によってやはり違うのです。
工場内の作業員たちの中では、正確に早い作業の出来る人は能力の高い人という一つのモノサシがありました。
作業スピードが早い人は、価値の高い従業員として見られていたのです。
「どうして、〇〇さんはあの工程であんなに早くて誤差が殆どない正確な作業が出来るの?」
余裕のある表情で、軽やかに作業をこなしていたその方に聞いたことがあります。
「この部分でこうして、ここでこうやって・・・」
といった回答を期待していたのですが・・・
「いや、早くしてあげないと機械がかわいそうだから。」
返って来たのはそんな思わぬ返答でした(*_*;
断酒は、意識を他へ向けやすくなるいい機会
ちょっと変わっていた方ではありましたが、目が点になってしまいましたよ。
コンベアで流れてくるその機械が止まってしまって、負担がかかることが可哀想だと言うのです。
その流れを止めることなく、いい流れのまま完成まで終えてやりたい。
だから流れてくるままのスピードで、作業を終えてやりたいと思っているというのです。
まさしく、機械への愛情ですね。
機械相手の流れ作業の中であっても、思いやりをベースとした仕事は出来るものなのですね。
そんなことを考えると、断酒後に私の意識が愛犬を中心とした家族へ向かっていることもよい傾向だと自分で思っています(*^^)v
断酒することによって、お酒というベールが無くなった目で見る光景は今でも新鮮です。
お酒を飲みたいばかりだった頃の自分とは、物の見え方が違うからです。
これから断酒10ヶ月、1年、2年と経過していっても、人生好転はまだまだ続いていくのだと確信できています。
□愛犬と散歩した雨の中で感じた断酒のメリット
□たとえ気付かなくても、断酒のメリットを既に手にしている
□断酒によって、自分以外のものへ意識を向けやすくなる
□自分以外の者の為に頑張る目標は、必ず達成できる
□ノンアルライフの醍醐味はこの先もっと大きくなるだろう