昨日は、私の思惑から大きくずれてしまい何だか自分の履歴書を書いているような気分になってしまいました(^-^;
まぁ、どうせ興味の無い記事ならすぐに閉じられるでしょうから、今日も続きを書いちゃいますね!
12年周期×2年の24年前。
今とは形こそ異なりますが、私は人生の一つのターニングポイントに立っていました。
今から観察すると、大きなチャンスであり、貴重な時期であり、誘惑の多い危険な時期でもありました。
不思議ですが、私にとってほぼ12年の周期でやってくるこの転換期。この時期をどう過ごすかで、これからの12年の結果もまた変わってくるような気がするのです。
いかにこの時期に、土を耕して種を植え、芽が出やすい環境を整え、大きく成長する場を準備できるか・・・
結果がすぐに出ない、忍耐の時期でもあります。
そしてチャンスでもあり、危険な時期でもあるのです。
だからこそ、『固い殻に守られた自分』のイメージを私は無意識に持つようになっていたのかもしれません。
Contents
再び固い殻に入りながら
このようなターニングポイントに入っていると感じている場合、この固い殻に入るイメージを持ってみるといいかもしれません。
どのような方も、決して平坦な道ばかりではないはずです。
人生の要所要所で、何かしらの転換期はやって来ると思うのです。
その時は、あなたに変化が必要だと教えてくれている時期です。
何かをチャレンジすべき時です。
大きく飛躍できるためのチャンスを与えてくれていると考えてみるのです。
そして、挫折の罠も同時に準備されている時です。
時間を耐える忍耐が必要な時期でもあります。
そんな時に、固い殻に入りながら自分と向き合いそしてひたすら芽が出る土壌をつくっていくのです。
殻はいつか、破って出る時が来ます。
その殻が固ければ固いほど、飛び立つ時は更なる自由と解放感で満たされることになります。
手紙を書きながら、小さな楽しみもあった日々
毎日が針の筵のように、辛かったわけではありません。
人との接触を極力避けながら、お金を使わなくて済むような工夫はしていましたが、楽しみもありました。
旅行中に知り合って住所交換していたアメリカ在住の方に、手紙を書くことが私にとっての楽しみでした。
日本人の方ではなかったので英語の練習にもなると思い、来るべき語学留学の本番の準備のつもりで日々書き続けていたのです。
工場での勤務中、郵便局に行く時間が難しかった私が派遣会社の上司へ事情を話すと、親切にも手紙を書いた日はその方が郵便局へ行ってくれていました。毎回重量で料金が違っていた為、切手での投函が難しかったのです。
もちろん、手紙が届いた日もまた楽しい瞬間でもありました。
リアルな表現を手紙で確認しながら、自分が実際に留学した時の会話をイメージしていたものです。
全体的には多くの我慢を必要とした時期ではありましたが、そんな中でも楽しみはあったのです。
そしてそんな悶々とした日々があったからこそ、その後のアメリカ生活での解放感もまた格別だったのです。
辛いことばかりにフォーカスしなかった
プライベートも無く、自分の普通の日常では決して交わることの無いタイプの方々との生活を考えると確かに辛くて忍耐の時期ではありました。
でも、先程述べたように24時間連続して辛かったわけではありませんでした。
将来の目標を夢に見ながら、イメージすることも楽しかったですね。
時にはあまり先を見過ぎずに今日1日だけ、足元だけをみてビールを飲んでいた日もありました。
そんな日々もいつかは遠い過去になってしまうのです。
そうした時期に誘惑に乗り過ぎることなく、散財してしまうことがなくて本当に良かったと思います。
同じお金でも、工場で働いた後の飲み代に消えるのと語学留学に投資という形で出ていくのとでは大きな差がありますから。
1滴1滴の雫を静かに貯めていくような気持ちで、小さな楽しみを見つけながら過ごしていました。
そんな考え方で過ごしていたのが、目的を見失わなかった一つのコツであったようにも思います。固い殻を破る日の喜びを大きくする為に、今の忍耐の時期があると考えるのです。
羽田空港から九州へ戻る日
最低でも月に10万円、基本は15万円の貯金をしようと決めて7か月後。
通帳には約100万円が残っていました。
「目標は取り合えず、達成できた!本番はこれからだ。」
6ヶ月が経過した時点で翌月一杯で退職の意向を伝えていた私は、その時から少しずつ自分の意識がアメリカの方、外側へ向かっていっていました。
早く去りたいと強く思っていたその工場も、終盤になると寂しさもあり・・・
カーエアコンのコンプレッサーを製造しているその工場で、
「今日は、アメリカ向けのコンプレッサーの製造となります。」
と朝礼で言われた時は、丁寧な作業を心がけたりしていました(^^♪
工場なので、窓から見えるのはメタルの煙突だらけの風景です。
そんな風景でも、夕陽に赤く染まるとその煙突たちが黒く映え美しいコントラストを描いてくれました。
「アメリカへ行っても、こんな光景見れるのかな・・・」
そんな風に考えれるようになっていました。
そして、とうとう地元へ戻る前日。
簡単な送別会を兼ねたいつも通りの飲み会を開いてくれ、そこで飲み過ぎてしまったのです・・・
嬉しさで一杯だった前日の飲み会
送別会と言っても周りの方々からすれば、送別会という便利な名を借りたいつもの飲み会です。居酒屋から始まり、数件はしごしていくパターンでした。
「明日は、九州行きの飛行機か。」
そんな解放感から、生ビールをどんどんおかわりしていた私。
自分が飲み過ぎていることなど、周りの方も気付くことはありません。
そうして時間はもう早朝。4時頃だったと思います。
「はい!餞別。」
と言いながら、大人の雑誌を私に持たせようとしたり・・・。いい人だったなぁ(^.^)
よくわからない状態で、お礼と別れを言いながらそれまで住んでいた部屋で仮眠を取ることにしたのです。
翌朝・・・、完璧に寝過ごしてしまいました。
「飛行機に間に合わない!」
大急ぎで最後の整理をすませ、ルームメイトの方へ置手紙を残してその部屋を後にしたのですが・・・。
今日も、とりとめもない内容で長くなっちゃいました。
よろしければ、明日も来てください!
続きの記事で待ってます♬
□転換期には、意識が自分の内側に向かう傾向がある
□小さな喜びを見つけながら、時間を耐える術を身に付ける
□朱に交わって赤くならないよう、固い殻のイメージは有効
□殻が固ければ固いほど、その後の解放感は格別
□断酒後の今の私も、固い殻が必要だと感じている