「これで十分ありがたい」と思えたら、お酒を飲んでも大丈夫なのか?

今回が今年最後の記事となるかもしれません(^^;
今年の締めくくりとなる断酒テーマ、
「何を書こうかな…」
と実は先月から気になりながら、今日まで来てしまいました(笑)
前回の記事では、
☆些細なことに感謝できる気持ちが、断酒を継続させてくれていること
☆「もっと欲しい」と思う心が苦しみの原因だったこと
☆飲めば飲むほど足りない感覚にさせる闇の力をお酒は持っていること
このような内容でした。
⇒お酒がなくても楽しめる理由とは?
もちろん、僕も納得しながら記事を書き終えたのですが…、
ふとこんな疑問が浮かんできたんですよね。
「昔は“もっと欲しい、もっと欲しい”と思っていたから苦しかった。
でももし、“これで十分ありがたい”と思いながら飲めるとしたら、
お酒を飲んでも問題ないのではないだろうか?」
人生を犠牲にすることなく、お酒と両立できる時間。
とても誘惑を感じる世界ですよね(汗)
今日はこの問いについて、僕なりに感じていることを書いてみようと思います♪
「もっと欲しい」が苦しさを生んでいた頃

お酒を飲んでいた頃の僕は、いつも何かが足りませんでした。
特に断酒を始める直前の時期は、いつも喉が渇いているような気がしていたものです。
一杯飲めば次の一杯。
酔えば、もう少し強い刺激が欲しい…。
「まだ足りない」
「これじゃ満たされない」
そんな気持ちに突き動かされるように、グラスを重ねていました(汗)
あの頃のお酒は、楽しいというより、
満たされない自分を誤魔化すための道具だったのかもしれません。
もし「これで十分」と思えたまま飲めたら?

だからこそ、今の僕は思うのです。
「最初から“これで十分ありがたい”と思えていたら、
感謝しながら飲むことができるのなら、
お酒との付き合い方は変わっていたのではないか?」
一見すると、とても理にかなった考えに思えますよね。
「できる人なら、それでいいんじゃないか」
そう思ってしまう自分も、正直います。
☆感謝できていれば、欲張らずに済む
☆欲張らなければ、苦しくならない
確かに、間違いのないことだとは思います。
でも…、
今こうして記事を書きながら、このように感じている自分もいるんですよね。
お酒は「十分」を少しずつ奪っていく

断酒して分かったことがあります。
お酒そのものが、
「これで十分」という感覚を、少しずつ壊していく
ということです。
少なくとも僕の経験を通して、このように感じているんですよね。
最初は本当に「これで十分」だったはずなのに、
なぜか次が欲しくなる…。
今週末も、来週末も。
今晩も、明日も。
そして気付いたときには、
「量を増やしても、満足感は増えない」
ままに、お酒を飲んでいたのです。
不思議ですよね(^^;
感謝の気持ちを持っていたとしても、
アルコールが入ると、その感性自体が鈍っていく。
少しずつ、少しずつ…、自覚のないままに。
だから、
「ありがたいと思い続けながら飲む」
という状態を長く保つのは、とても難しいのだと僕は思います。
断酒後に気づいた「十分さ」

お酒をやめてから、僕は逆の体験をしました。
心地よいそよ風。
朝の柔らかい光。
ただ歩いているだけの散歩道。
「これで十分だなぁ」
そう、自然に思える瞬間が増えていったのです。
しかも、不思議なことに、
もっと強い刺激を求めなくても楽しめる♪
お酒のように、
「もっと」
「まだ足りない」
とはならないのです。
たどり着いた答え

今の僕が思う答えは、こうです。
「これで十分ありがたい」
と思える心は、
☆お酒を飲みながら育てるものではなく、
☆お酒を手放した先で育つもの
なのではないか。
お酒が悪い、良い、という話ではありません。
ただ少なくとも僕にとっては、
お酒は「十分さ」に気づくのを邪魔していた存在だったんです。
まとめ:大丈夫かどうかより、大切なこと

「感謝できていれば飲んでも大丈夫か?」
この問いに対する今の答えは、
「大丈夫かどうかを考える必要がなくなるのが、断酒の良さ」
だと今は、思っています。
もう迷わなくていい。
もう試さなくていい。
ただ、与えられている日常に
「ありがとう」
と思える毎日を、生きていけばいい。
それだけで、人生は十分に楽しめる。
今の僕は、そう実感しています。
2025年もあとわずかですね。
今年1年、ノンアルで過ごしてきた読者さんたちはきっと、
「今年も良い年だった。ありがとう」
そんな気持ちで、クリスマスを過ごし、お正月を迎えるのだと思います。
僕も静かにこの時間に感謝しながら、喜びをかみしめて家族と過ごす予定です。
今年もこのブログに訪れて下さって、本当にありがとうございます。
こうして読んでくださる読者さんがいることを実感できることは、お酒の何倍も幸福感を与えてくれています。
良い時間をお過ごしください。
また来年、お会いしましょう(^^♪






