いよいよ、連休に突入。
もう福岡では気温も上がり、愛犬とのお散歩に出かけるにも汗が出てしまいます。
去年の今頃は、断酒をスタートさせる寸前の時期でした。
お酒を断つまであと2ヶ月弱、
「頑張れ!時間が経てば必ず楽になるから。」
あの頃の自分に話せるのなら、一言こうアドバイスを送ってあげたいです。
最悪の時期でしたね(^-^;
(最悪の時期をまだ知らない方はコチラ⇒断酒前のどん底だった時)
あれからもう1年。
恐ろしい程に時間の早さを感じます。
あの頃と全く同じお散歩コースを愛犬と歩き、その頃の気持ちを回想していました。
既に別居生活3ヶ月が経過していて、色々な事を覚悟し始めていた頃。
体は重く、肌は荒れ、それでも『人生好転させたい』というかすかな気持ちを抱きしめていた。
お酒を止めるなんて考えはまだこれっぽっちも無かった時。
そのわずか2ヶ月後に、まさか突然お酒を断つことになるとは・・・
同じお散歩コースと同じ愛犬。
あれから1年が経過しただけの自分と愛犬。
今朝のお散歩は、あの頃と全く異なった『満たされた』気持ちでいっぱいの時間でした。
「人生好転している?」「はい、しています。」
現時点をもってしても、自信をもって宣言できます。
『お酒を止めてから、人生が変化している』
ということです。
あれからたったの10ヶ月。『たったの』と、あえて表現します。
たったの10ヶ月ですが、多くの良い変化が既に表面化しています。
そして、まだ芽を出していない人生好転の種も間違いなく存在しています。
「あの時、本当にお酒を止めて良かった。」
「よくわからなかったけど、とにかく自分の声に従ってみて大正解だった。」
そのように強く思えるのです。
ま、お酒止めて良かったという気持ちは、随分前から私の中にあったことです。
今までも何度も言ってきていますしね(^.^)
ただ、最近は別の気持ちも少し生じてきています。
それは、お酒を飲んでいた日や別居生活でメンタルが疲れていた時の時間も『ありがたい』時間だったんだと思えるようになっているからです。
時間の無駄遣いではあっても
夕食になると、1缶目のビールをプシューと。
一気に飲み干しても、全く美味しく感じなかったあの時期のお酒。
2缶目を飲み干しても、酔いがまわってこない・・
テレビにはお笑い番組が虚しく流れ、声が何となく耳に入ってきます。
笑い声が聞こえても、テレビの向こうは全くの別世界。
今の自分には縁のない世界。
そんな気持ちでいつもの量を飲み干しても、酔えることもなく量だけが増えていた時期です。体がアルコールを受け付けなくなるまで飲み、愛犬とベッドに行くだけの夜の時間。
今から考えると、完全な時間の無駄遣い。
生産性も無く、未来への展望もなく、エネルギーもお酒に捧げていたあの頃。
その代償として得る、思考することから離れる一見『楽な』時間。一瞬の慰め。
そんな不毛な時間すら、『ありがたかった』とどこかで思える自分がいます。
そのような経験があるからこそ、今現在との違いが明確になってくれるからです。
そしてそんな経験があるから、お酒を飲み続ける人の気持ちも少しは理解できるのです。
それでもお酒は止めた方がプラスが多い
お酒を止めたくても、なかなか踏み切れない気持ち。
お酒を飲んでも美味しく感じることの無い気持ち。
そんな方々の気持ちも私はよく理解できるつもりです(^.^)
そんな方々へ、私が最近強く感じている一つの法則をお伝えしたいと思います。
過去の記事でも触れてはいますが、最近は特にこの法則の強さを感じているのです。
それは、『捨てること・手放すこと』の威力です。
テレワークに入り、過去の大河ドラマ『龍馬伝』を自宅で楽しんでいます。
その中で、吉田東洋が坂本龍馬を上士へ引き上げようとする時のセリフが印象的でした。
「あの頃見たときは、なんてことの無い男であったが。でもそれは俺の見誤りではないぞ。おぬしが変わったのじゃ。おぬし、何か捨てたな。」
そんなセルフが今の私のアンテナに鋭く引っ掛かりました。
手放したものが大きいほど、新しく開く扉の先にあるものもまた大きなものなのだと再確認したのです。
ステイホームが叫ばれている今
コロナ感染を鎮めるため、盛んに『ステイホーム』が叫ばれています。
自粛要請に従わないパチンコ店の公表が云々と、言われていますよね。
開店前から長い列をつくって並んでいる方々のニュースを見ながら、
「この人たちがパチンコを手放したら、絶対に人生変わるのにな。」
余計なお世話でしょうが、そのように感じてしまいます。
私がお酒を止めて人生が変わっているように、パチンコに何時間も費やしている方々がそれを手放したときにはきっと素晴らしい変化がやって来るはずなのです。
(繰り返しますが余計なお世話だと重々承知しているので、パチンコ好きな方は読み飛ばして下さい)
何もかも手放せと言っている訳ではありません。
例えば、食事や睡眠は生きるために必要です。
心の余裕を得るためには、ある程度の貯金も必要でしょう。
こういったものまで極端に手放してしまうのはマズい選択です。
【ムダな時間】だと、あなたが心の奥のどこかで感じているもの。
【過ぎた欲に翻弄されている】のではと、あなたが心の奥どこかで感じているもの。
手放すものを考える時は、こういったモノサシで判断されてみるといいかと思っています。あなたの心に問うてみることが一番です。
覚悟を決めて頑張ることで心も豊かにしてくれる
過ぎた欲と言えば、お恥ずかしい話ですが私も少し前までは出世欲みたいなものが旺盛でした(^-^;
自己顕示欲が、結局は自分を苦しめていたことに気付いたりしています。
別に世捨て人になるつもりは毛頭ないのですが、出世欲とか自己顕示欲が『人からの賞賛』が欲しいという方向に行っていたのです。
私の場合は、お酒を止めてからそんなことを発見できました。
今はエネルギーを全く別の方向に定めています。
自分の力だけではどうにもならない、人の評価や売上への執着は昔ほどありません。
そのようなことにもう、魅力を感じないのです。
なんて貧しくて、実りの少ない生き方をしていたのだろうと感じるくらいです。
自分が望む自由を得る為なら、テレビもお酒も愚痴を言う同僚との時間も全ていりません。
もし1年前の私にもし合えるなら「がんばれ!」とアドバイスしたい。
そのように冒頭で書きました。
「頑張れ!信念を持って、この孤独に勝て!今の時間は絶対に裏切らないから。」
そんな声援が、未来の自分から聞こえてくる気がします(^^)/
お酒を止めたことがきっかけとなって、
「人生を変えて、自分の夢を叶える!」
そんな覚悟が生まれてきたのです。
□酒無し連休を満喫した愛犬とのお散歩
□昔の苦難も今では自分の宝
□ムダな時間を捨てる覚悟
□過ぎた欲を捨てる覚悟
□夢の途中でも充実しているノンアル生活