もうすぐ、二度目のノンアルお正月を迎えることになるエアです(^^♪
去年の今頃の記事でも書きましたが、12月は娘の誕生月。
実はクリスマス時期と重なるため、オリジナルの誕生ケーキを注文できないのです。
お気に入りのケーキ屋さんはこの時期、クリスマスケーキしか販売されないんですよね。
どこのケーキ屋さんも1年で最大の稼ぎ時となる時期でしょうから、しかたのないことなんですけど・・・(^-^;
そんな理由から、今年は
「1ヶ月早めて食事に出ようか」
と話しながら外食に出たのが前回書いた記事のお話でした♬
でもそこは、やっぱり本当のお誕生日。
「本当の誕生日だから、もう一度お祝いしましょう♪」
となってしまいました。
想定内のことですけど(^.^)
この時期になると、1年の短さを身に染みて感じます。
今年に入って世の中も大きく変わっていますし、娘にも多くの変化が起こっているようです。
そして妻と僕にとっても、去年と同じままではありません。
変わらないのは僕の断酒生活。
変わることなく、人生の好転を楽しんでいますよ(^.^)
娘の誕生日のお祝いで飲んだノンアルビール
先月お誕生日祝いに外食に出たはずなのに、再び外食に出ちゃいました(^-^;
場所は去年と同じく、『梅の花』です。
最初に聞かれるドリンクの注文では、今回はアルコール分ゼロのノンアルコールビールを飲むことにしました。
断酒も1年が過ぎると、飲酒欲求に強く悩まされる記憶も遠い昔のものとなった感があります。
「もう強い飲酒欲求に悩まされることはないだろう。」
そんな自信もあったからです。
細いグラスと、小さな瓶がやって来まました。そして、乾杯。
「これだったら、ジンジャーエールの方が良かったかな・・」
飲んだ後は、そんな風に感じましたね。
わざわざ、ノンアルのビールを飲むことの意味がよくわからなかったです(^-^;
2杯目はもういらないかなと思い、お茶へと変更。
そして、お食事と娘の誕生日の時間をゆっくりと楽しみました。
もう16年。
時間は本当にあっという間に過ぎますね。
寝ることと泣くこと、そして母乳を飲むことしか知らなかった頃。
しっとりと汗で湿った小さな足に触れて、
「あぁ、パパに似て汗っかきなのかなぁ。女の子なのに可哀想に・・・」
そんなことを感じていた16年前の光景が鮮明に浮かんできました。
冗談半分で再飲酒を宣言した時
「今頑張っていることで何の結果も出なかったら、またお酒を飲み始めるよ。」
「それが、せめてもの慰めだからね。もうやけくそだから。」
断酒後に時間の使い方が激変したことは、このブログで書き続けている通りです。
古くなったテレビも壊れているのか、声しか聞こえない状態です。
30分位すると画面が映ったりするのですが、出勤前の朝の時間くらいしかテレビを利用することもないので、全く気になりません。
新しいテレビで映画を観たいなぁとは少し思いますが、ほとんどテレビもみないので買う必要も特に感じません。
そんな生活で僕自身、色々なことに挑戦するようになったんですよね。
でも簡単には成功させてくれません(汗)
くじけそうになったりもするのです。
そんな状況で、ついつい出てしまったこんな冗談(笑)
半分は本気だったのかもしれません。
でも、まぁ本気でスリップするつもりはありませんよ。
遠回しにスリップを阻止しようとする娘
「でももし飲んでしまったら、今のブログも閉じなきゃいけなくなるよね。」
「新しいブログ始めたら?」
「タイトルは、『飲酒で人生転落』(笑)」
「第一話。復活した肝機能の数値。急上昇で健康に危機!」
「第二話。苦しくなった家計。お酒に消えるお金で、家計が火の車。」
「第三話。月に一度だけの飲酒が、今では毎日。簡単に破られた約束。」
「第四話。二日酔いで寝坊の連続。危うくなる会社員の立場。」
「第五話。止まらない手の震え。ついに生活の中心がお酒に変わる。」
そんな冗談を次々に言いながら、で大いに盛り上がってしまいました(^-^;
「でもやっぱり飲んでしまうと、頭痛で目覚める朝がやって来るんだよなぁ。」
そんなことを考えると、やっぱり今の方がいいと思ってしまいますね。
空気の澄んだ冬の朝。
そんな綺麗な時間が、頭痛のフィルターを通してしか見れなくなるのはもったいないと感じてしまうのです。
娘からの一言
「お酒飲んだら、ダメ人間に逆戻り。お酒飲まない方がかっこいいよ。」
冗談を交えながらの会話の中で、サラッと一瞬ですが本気の顔でこのように言ったのです。
「そんなに自分は、ダメ人間だったかなぁ??」
と突っ込みたくもなりましたけどね(^-^;
でも家族だから僕もそんな娘の気持ちはすぐにわかりました。
「お酒を飲み始めたらダメ!」
これを強く言いたかったのでしょう。
飲み始めて欲しくないという娘の気持ちが伝わってきました。
どんな理由であれ、僕にスリップして欲しくないという娘の気持ちが伝わってきたんですよね。
成長には痛みが伴うもの
そんな風に笑顔で明るくおしゃべりする娘も、つい最近まで(もしかすると現在進行形で)痛みを経験してきたみたいです。
新しい環境、学校でお友達と楽しくしている反面、色々と感じることもあるみたいなんですよね。
母の前ではともかく、父である僕の前では絶対に見せなかった涙をつい最近みせたのです。
「私だって、悲しいよ。なんでこんな風になったのか・・・」
そんなことを言いながら、目の下をお化粧で真っ黒にしていました。
(ミュージカルを習っている彼女なので、舞台に上がった時のメイクも練習するのです)
こみあげてくる感情を抑えきれずに、目頭を抑えている娘の姿が痛々しく感じました。
その時、なぜか僕はこんな風に思ったんですよね。
これは僕の責任だ。
いつも疲れている僕の影響を娘が敏感に受け取ったのかもしれない。
悲壮感を出してはいけない。
決してあきらめてはいけない。
不動心であること。
「もう後は無いけど、パパとママと3人で頑張ってみよう。そして頑張ったら、どんな結果でも受け入れることにしようよ。」
それが僕の口から出た言葉でした。
「うん・・・」
声にならないYESの返答をしてくれた娘の姿を僕は最期まで忘れないでしょうね。
お酒をやめることで、成長が始まる。そして痛みも・・
断酒してもう1年と6ヶ月。
人生の変化は既に始まっています。
そして、成長も感じています。(自分の中だけで感じている成長ですけどね・・・)
そして成長には、若干の痛みも伴うものなんですよね。
でもこれって、いい兆候であるはずなんです。
何の痛みのない人生に僕は、大きな価値を感じません。
痛みの後の向こうにある幸せにこそ、価値があるものだと思うのです。
だから、こんな悲しみや痛みもありがたく受けとめたいと思っています。
「結果を全て受け入れよう。」
娘に言った一言でしたが、自分自身の為の言葉だったと今は感じています。
自分の人生を生きるって、素晴らしいですね。
お酒を飲むことで得られる楽しみもあるかもしれませんが、それを断つことで得られる大きな喜び。
それは、
『自分の人生を生きている』
という実感なんだと今思っています。
当然ですが、楽しいことばかり起こるわけではありません。
お酒を飲み続けても、楽しいばかりではないことは同じですが・・
それでも、自分の人生を生きていくことが僕にとっては大切な事です。
たった一人の娘が大人になって、
『自分の人生を生きる』
ことの大切さと喜びを知ってもらうためにも。
ただ、君に幸せになってほしい。
幸せな人生を歩んでほしい。
幸せは自分でつくることができることを知ってほしい。
『本当の幸せは、与えることで得ることができる』
この真実をいつか娘にも知ってもらえるだろうか?
「♪♬~、16歳、16歳~16さぁい!♬」
そんな替え歌でお叫びを上げながら、帰りの車中は大騒ぎの夜でした(^^♪
□魅力を感じなかった、ノンアルコールビール
□家族も僕の断酒生活が続くことを望んでいる
□成長にはある程度の痛みも伴うが、その後の世界は・・♪
□お酒飲んでたら、全てが面倒になり寝ていただけの時間だったかも(汗)
□娘の涙の意味を深く考えた冬の夜