自分にとっての後悔しない人生ってどんなものだろう?思考することはエネルギーを必要とするため、お酒を飲みながらの生活では意識することが少なかった。しかし断酒生活によって、そんなことを考える時間も出来るようになる。
断酒で後悔しないたった一度の人生をおくるために
お酒を飲んでいた時は、『仕事とお酒、時々家族サービス』みたいな生活の連続でした。
それはそれで、悪いことではないでしょう。
違法行為を犯しているわけでもないですし、仕事にも支障を来すほど飲んでいたわけでもなかったのですから。
ただ前回も書きましたが、そのままの延長線上では必ず自分は後悔していたでしょう。
それだけは、はっきりとわかるのです。
自分の過去を振り返りながら、どのような場面で後悔を感じているのか?
そして、どのような場面で「やり切った」と感じているのか?
そのことを探ってみたいと思います。
以前勤めていた会社のホームページをみて
私には数度の転職の経験があります(^-^;
片手で足りるほどの数ではありますが、今でも昔勤めていた会社の状況が時々気になることがあります。
20代の頃に入社し、6年ほど勤めていたある会社。
そしてつい最近その会社のホームページを見たときに知った、社長の交代。
私の知っている方ではありましたが、正直なところ意外な人選だなというところが私の第一印象でした。
私がその会社に入社した頃には、それ程意識もしていなかった存在の方ではありました。
それから、約20年後の今。
少なくとも、彼と私の間には収入という観点からだけで見ると大きな差がついてしまっています(^-^;
とっさに思ったことは、
「えっ?もしかしてあのまま辞めていなければ、自分にもチャンスがあったのか??」
なんてことでした(*_*;
その時、自分は後悔の念を感じたのか?
答えは、NOでした。
後悔という念が生まれてくることは、本当にありませんでした。
縁あった別の会社の採用情報を聞いて
更に、私が以前勤めていた別の会社です(^-^;
最近その会社が採用募集をかけており、その募集条件の内容を知ることになったのです。
途中入社の条件ではありますが、その採用条件は今の私の年収よりも多い条件でした・・・
それも、結構な差がつくほどの中々良い条件なのです。
当然こんなことが頭をよぎります。
「はっ?あの時に辞めていなければ、これが今の自分の年収なのか?」
そんなことを考えてしまいました(*_*;
その時、自分は後悔の念を感じたのか?
こちらも、答えはNOでした。
なぜだか、羨ましいとか悔しいとかいった気持ちはありませんでした。
もちろん後悔の念も生じてきません。
後悔していることは、挑戦しなかったことばかり
一方、自分が後悔していることはどんなことなのか?
そんなことも考えてみます。
小学生の時の水泳大会。先生にまだやれると言われたのに、あきらめた時。
そしてソフトボール大会。体力の温存を考え、全力を出さず負けてしまった試合。
受験勉強をもっと早めにしていれば・・・
あの時、自分からアクションをかけていれば・・・
40半ばを過ぎた人間が、まだ小学生だった頃のことを後悔しているのだからスゴイですね(*_*;
時々人から、
「よくそんなこと覚えてるね。その記憶力、他で使えたら何かで活躍できそうだけど。」
なんて言われることがある私です(^-^;
でもさすがに、小学生のこんな苦い経験は忘れたいです。
忘れるということも、大切な技術だと本当に思いますね。
後悔していることと、していないこと
前職での人事や採用条件を比較しても、後悔の念が全く出てこなかった理由。
それは、自分の決断で行動して来たからだと思います。
少なくとも、当時の自分の判断で最終的に最善と思う決断と行動を起こしたのです。
一方、後悔していることは・・・
やれたのに、しなかった。
もっと全力を出せたのに、それをしなかった。
その時の一時的な欲求に負けてしまい、行動するタイミングが遅くなった。
そのような事ばかりであることに気付いたのです。
そう考えると、この先も後悔しない為には、自分で考え決断し行動していくことが大切だとわかってきます。
やりたい、やるべきだと思っているのに、行動しなかったこと。
このような事は、将来になって後悔の種になってしまう可能性がとても大きいということです。
断酒して進路を変えていく人たち
断酒のような、当人にとってそれなりに重たい決断をされる方は、その後にかなりの確率で何らかの変化が訪れることになるみたいです。
今の私にも、大きな変化は表れ始めています。
このブログを読み返しても、その変化を自分の中で感じ取ることが出来るほどです。
だからと言って、安易な決断をしないように注意すべきだと私は思います。
表面的な気持ちを自分の本心からのものだと、誤解しないように注意すべきです。
「今の仕事はやりたくない。本当にしたいことがある。」
などと考え、簡単に退職などしてしまうことには私はとても慎重です。
その欲求が、深いところからのものなのかどうかを慎重に考える必要があります。
一見仕事が辛いと考えていても、いざ仕事を辞めると突然退屈な毎日になってしまうこともあるのです。
少なくとも、今ある状況で出し切ることが大切だと思います。
責任を果たすことで、自尊心も守ることが出来るのです。
後悔しない人生
前回の記事でも書きましたが、お酒を飲み続けた延長の人生だと私は必ず後悔していたでしょう。
やりたいことを考えることすら、先延ばしにしていたような日々だったからです。
何をすべきかわからないまま、人生の終わりを迎えその時になってやっと
「あれをやってみたかった。」
「これをやってればよかった。」
などと思うことになる確率がとても高いのです。
断酒して8ヶ月が経過している今。
少なくとも、今の私は未来志向で物を考えています。
そして、自分の理想とするライフスタイルもイメージの中では確立できつつある状況です。
だから、起こすべき行動もクリアになってくるはずです。
そして迷わず、行動するのです。
結果は問わずとも、それが後悔しない生き方だからです。
結果ではない。
大事なことは、行動したかしなかったか?
断酒のメリットは、体の健康や経済的な事だけに留まりません。
少なくとも私には、自分の人生にも影響をこのように及ぼしてきています。
それは、良い影響です。
この先、後悔することのないであろう影響です。
私の心を自由にしてくれる影響なのです。
□自分で決断・行動したことへの後悔はない
□結果は後悔の念への原因とはならない
□やりたかったことをしてこなかった後悔はある
□全力を出さなかったことへの後悔もある
□思考・決断・行動が大切なことだと学ぶ