8ヶ月振りに再会した妻と娘。愛犬も喜び、娘も大きく成長していた。私自身が経験した両親の離婚の時期と、娘の年齢が重なり不思議な気持ちに。それでも今回の危機を乗り越え、同時に運命まで乗り越えた確信を得る。断酒を通じて、人生が好転し始めていることを感じている。
帰ってきた家族 7~断酒後の変化~
無理して書いた一つの記事
私を断酒へと導いた真の理由。
それをこれまで書いてきましたが、私が思っていた以上に長くなってしまいました(^-^;
それも今日の記事でおそらく一区切りつけることが出来ると思います。
長いシリーズとなってしまったにも関わらず、多くの方々からのアクセスを頂くことになりました。
本当にありがとうございました<m(__)m>
ここで一つ、思い出す記事があります。
断酒のメリットとして書いた下記の記事です。
この記事を書いた時、私たち夫婦は別居状態でした。
つまり、私の想像の中でのお話となります。
当時どうしても、その日に書く記事ネタが出てこなかった為に苦肉の策として私の理想を頭の中で描き書いたものです。
その記事の内容自体に、嘘偽りはありません。
実際、家族再会後の外食後に同じメリットを何度も経験してきています。
どうしても、毎日の記事更新をしていきたいという気持ちが働き想像力を働かせて書いた記事があったことをここに告白致します。<m(__)m>
これからも嘘偽りのない断酒生活を発信していきますので、どうか宜しくお願い致します。
私が断酒出来たのは挫折経験があったから
もし、今まで述べてきた苦い経験が無かったら・・・
もし、挫折経験なく平らな走りやすい道だけを歩けていたら・・・
もし、全てが順調に進み人の悲しみに目を向けることが出来なかったら・・・
断言しますが、絶対に断酒に踏み切るようなことはしなかったでしょう。
全てが順調に進んでいる時に、わざわざお酒を止めるようなことをする必要は無いからです。
そして、相変わらず翌日の頭痛に悩み、知識も増えることなく、沈思黙考する習慣も消えていたことでしょう。
断酒への経験を通して、私の人生は豊かになっています。
今まさに、豊かになるプロセスを日々生きています。
娘の成長を間近に見ながら時には心配してみたり、妻の気遣いを感じ一人苦笑いをしてみたり・・
12年前の転職時、24年前の語学留学時。
当時の転換期と同じく、違うステージで今貴重な時を過ごしているのです。
そういう意味で、今回経験した苦難の時期に私は感謝しています。
同時に、12年後はどんなことが待っているのだろうと武者震いも感じます(^-^;
まっ、そんな先のことはその時が来てからまた考えることにします。
「我に、七難八苦を与えたまえ。」
とお願いするまでの勇気はありません。
ですが、この時期を経験したからこそ私は断酒出来ているのです。
今は、自分に降ってきた全ての苦難に感謝しています。
そして、全てが満たされない環境の中にいたことを本当に良かったと思っています。
環境を変えようとせず、自分を変える。
そんな大切なことを学ぶことが出来たからです。
ほろ苦い娘の成長の記憶
今思い出しても、胸を強く刺されたような痛みを感じるあの出来事。
私が娘に手を上げてしまった時のことです。
抵抗する娘は、必死に私の両腕をつねって抵抗してきました。
その時に残った、腕のアザ。
説明は難しいのですが、そのアザを見ながら私は娘への強い愛情を感じました。
『なんて可愛い私の子ども。そして可哀想な私の娘。』
可愛いという娘への感情と、可哀想という気持ち。
二つの感情が同時に湧き上がってきました。
私の腕にこんなアザを残せるほど、娘は大きくなっていたんだ。
強く抱きしめたいけど、もうそんな年齢はとうに過ぎてしまった・・・
出張先のホテルで自分の腕のアザを見ながら、娘の成長に辛さの中で喜びも感じていたのです。
そんな感情を忘れたくないと、画像に残してしまいました。
変態なのかなぁ?自分って。
すっかりアザの消えた腕を見て、ちょっと寂しさを感じていた時。
10月下旬、家族が元に戻ってしばらくした時期に、娘にふざけて言ったことがあります。
「ねぇ〇〇(娘の名)ちゃん、パパの手をつねってくれない?」
あの時のアザが恋しくなり、もう一度見たいなと思ったのです(^-^;
「えっ?何?やだ、変態。」
そんな父の気持ちを知るはずもなく、自分の部屋に行ってしまいました(^.^)
そのような会話も出来るほどに、私と娘の関係も戻ってきてくれています。
可愛くて可哀想
娘に対して生じた二つの感情。
『可愛い』という言葉の語源は、『かわいそう』とか『不憫な』という言葉らしいです。
腕のアザを見て娘へ感じたこの二つの感情を確かめながら、日本語って本当にすごいなと感じました。
可愛くて、かわいそうに感じるのです。
この娘もこれから、色々な試練を経験していくんだろうな。
そんなことを考えてしまうのです。
生きている以上、辛い経験から逃れることは出来ない。
でもそんな時には、どうか自分の考え方で乗り越えていって欲しい。
そして、信じて欲しい。
自分の力を信じて欲しい。
この世界は平等であることを信じて欲しい。
努力した人には、等しく果実が与えられることを信じて欲しい。
『信じる』という命綱にしがみつき、決して離さないこと。
夜は必ず明けるということを信じて待つこと。
どうか、これからの苦難にも負けず幸せを掴んで欲しい。
苦難を乗り越えた者にしか味わえない果実もあるのだから。
私が娘を幸せに出来るのであれば話は簡単なのですが・・・
でも、娘を幸せに出来るのは娘自身の考え方だけなのです。
私の力では何とも出来ないのです。
妻も娘も、私のこのブログを読んでいません。
あまり興味が無いみたいです。
他にやることがたくさんあるのでしょう。
だからこそ、私もこんなことを書くことができます。
でもこの先何年が経ち、辛いことに襲われた時。
どうか、この記事に辿り着いて読み進めて欲しいと切に思っています。
どんなことが起こっても人は幸せを掴むことが出来る。
それを知って欲しいのです。
ここまで読んで頂いたあなたへ。
本当に、ありがとうございました(^.^)
断酒への経緯を記すことが出来て、本日で一つの区切りがついたと思っています。
これを書くために、今までの記事を重ねてきたような気持ちです。
明日からも、不定期になるかもしれませんが頻繁に発信していくつもりです。
それぞれの方に、断酒への事情や思いがあると思います。
どうかご自身の経験に置き換えて今回の記事を読んで頂き、断酒へのメリットを実感して頂ければ私もうれしく思います。
それでは同じ断酒仲間として、そして未来の断酒仲間のあなたも。
明日も、断酒生活を重ねて豊かな人生を築いていきましょうね(^.^)/~~~
□人それぞれだが、人生には一定の周期はあると思う
□とは言っても、占いからは距離を置き自助努力を信じていたい
□苦しい時期は、雪の下で芽を出す準備をしている時期
□危うい時期だが、素晴らしい物が産まれるチャンスの時でもある
□成功の前には一つの孤独があり、それを乗り越える必要がある