依存症の怖さを再確認したニュース
数日前のニュースですが、思わずネットから情報を確認してしまいました。
確か5度目だったでしょうか、覚せい剤所持の疑いで逮捕されたらしいですね。
田代まさし氏といえば、私の年代ではお笑いとしてテレビにもたくさん出ていた有名人です。最近では、ダルクの職員として更生に向けて信用も少しずつ取り戻してきているのかなという印象だったのですが・・・
お酒と覚せい剤の依存性は比較できないでしょうが、それでも依存症の怖さを知らされるニュースです。
あまり詳しくないのでここでは深く触れることは出来ませんが、依存してしまう原因として脳内麻薬として分泌されるドーパミンとの関係が深いらしいです。
食事などでも少量のドーパミンが分泌されるみたいですね。
ドーパミンと呼ばれる快楽物質が分泌されると、陶酔感や多幸感を感じるとのこと。
ギャンブルやお酒、そして覚せい剤では多くのドーパミンが分泌されてそれが依存してしまう原因らしいです。
ただ、分泌されるドーパミンの量が覚せい剤では桁が違うということなのでしょう。
それが、一生解放されることはないと言われている所以なのだと思います。
もちろん、私も経験ありませんのでどんなものかはわかりませんけど。
お酒は覚せい剤ほどの依存性は無いでしょうが、それでも止めて良かったなと、このことを知って余計に思います。
お酒でも分泌される脳内ドーパミン
それでも、『アル中』という言葉があるようにアルコールも立派な薬物の一つであるはずです。
同じ酒量だと分泌されるドーパミンが減ってくるために、飲酒量が増えていき気付くと強く依存してしまう状態になってしまう方も大勢いるのです。
そしてアル中の怖さは、お酒を長年止めている方でも最初の一杯を飲んでしまうと次の二杯目・三杯目を止めることが出来なくなるということです。
たとえ、10年飲んでいない方でも最初の一杯を飲んでしまうとその後はブレーキが効かなくなるのです。
これが、依存症の怖さだと思います。
私がスリップ(再飲酒)に対して警戒感を弱めることができないのも、この理由によるものです。
どこかに、
「一度でも口につけてしまうと、もしかしたら・・・。」
という恐怖感があるからです。
印象に残っている田代まさし氏の昔の言葉
「今日一日を薬なしで、過ごすことができた。という積み重ねの毎日です。」
といった内容の発言を昔テレビで聞いた記憶があります。
『今日一日を薬なしで過ごす。』
お酒とは違う、覚せい剤の怖さを感じてしまいます。
この表現の裏にある、依存症の強さを感じるからです。
「今日も明日も1年後も10年後も、再び手にしたいという欲求は消えることはないけれど、今日一日だけを耐えて、一日一日を薬なしで過ごしていこう。」
といったニュアンスが隠れています。
毎日我慢しなければならないのです。
しかもそれがずっと続くというのですから。
その点、お酒の場合はまだマシです。
マシというか、人生の好転が実現できるポテンシャルを含んでいますから希望があります。
私も、今日一日をお酒無しで過ごすことが出来たと感じていた時期はありましたし、このブログにもそのような表現を幾度も使っています。
でも断酒5ヶ月目に入っている今、普段の生活で飲酒欲求に苦しむことはもうありません(^_^)/
それどころか、お酒の無い生活のメリットを発見できて
「あぁ~、お酒止めて本当に良かった!」
と心から感じることの出来る毎日を過ごせているのです(^^♪
早くやめることが出来るほど効果も高い
私の場合は、45歳になってようやくお酒を止めることの決断が出来ました。
25年の飲酒歴であっても、たった5ヶ月で飲酒欲求に苦しむことは少なくなっているのですよ。
もちろん、時々「ゴクッ、美味そう。」と感じる瞬間はあります。
ですが、「今日一日だけを我慢しよう、そして明日も・・・」といった悲壮感は全くありません。
我慢する必要のない日がきっと来ることがわかっている、断酒生活。
これは本当に大きな希望だと思います(^^♪
人生好転させることができて、しかも我慢の必要もなく、新しい楽しみを見つけることができるのです。
『もし、自分が10年早く断酒の決断が出来ていたら?』
と考えることがあります。
35歳でお酒を止めていたら、今頃どうなっていただろう?
きっと今とは随分違う状態になっていたはずです。
でも、今からでも遅くないという気持ちもあります(^_^)/
35歳で決断が出来なかったのはもう過去。55歳の自分がどうなっているか、楽しみにしながら毎日を過ごしていけばいいだけの話ですから。
私より年上の方々であっても、お酒を止めることに遅すぎることはきっとないと思います。
私より若い方であれば、なおさら早く決断できればそれだけ多くのリターンを得ることが出来るはずですよ(^.^)
止める対象がお酒で本当に良かったです。
前向きにやめることができて、将来への希望が持てるようになるからです(^_^)/
楽しい断酒生活、続けていきましょうね~
□お酒をやめるのに、悲壮感は必要ない
□お酒の離脱症状に多少苦しむのは、ほんの少しの間だけ
□スリップ(再飲酒)には警戒感が必要
□ノンアル生活の先には、ずっと楽しい未来が待っている
□今日も、断酒生活の心構えを学べて感謝(^^♪